あんな本、こんな本!


本を読まない日はありません。宴会で泥酔して帰って来ても絶対に本を読みます。面白い本が見つけられない時は、以前に読んだ本を引っ張り出してきて、読みます。なので、僕の枕元には本が常に何十冊も積み上げられています。
新しい本、繰り返し読む本、全部合わせるなと1年間で100冊くらい読むのではないでしょうか。
本さえあれば幸せです。無人島に持って行くのは本ですね、絶対に。
けれども、「この1冊」と聞かれると、何とも返答に窮します。近代文学も読んだし、現代純文学も読んだし、大衆小説もミステリーも好みだし、ルポルタージュも評論も大好きです。
しかし、文学とは文章ですから、そうなるとやはり大江健三郎でしょうか。彼の政治姿勢については何も言いませんが、日本を代表する文学であることは間違いないでしょう。『死者の奢り』の出だしの文章は、初めて読んだ時から20年以上経った今も頭にこびりついています。
僕の青春時代の1冊でしょう。